3月14日に北陸新幹線が開通します。
これまでの長野行の新幹線が延伸する形で、金沢まで行くようになります。
最速タイプ(のぞみ型)の新幹線で東京⇔富山2時間8分、金沢2時間28分ということですが、東海道新幹線のように、1時間に何本ものぞみタイプの新幹線は発車しませんので、平均するとこれ以上の所要時間だと思います。
私も、年に何回か富山・金沢へ出張に行きますが、欠航でない限り飛行機を利用しています。
新幹線の開通で飛行機利用者は新幹線に変えるでしょうか。富山便を運航するANAでは、利用者減を見越して減便を予定していると報道されていました。
所要時間だけで考えると、自宅~羽田空港 、東京駅 + 交通機関の時間です。
自宅~羽田空港と東京間が同じだとすると、飛行機は富山、小松とも1時間ちょうど。空港からは各都市へは、ともにバス移動が中心で、富山中心街と富山空港は20分と少し、金沢の最寄空港である小松空港と金沢中心街へは30~40分かかります。 すると、乗り換え時間などを含めると富山駅へは 1時間45分程度、金沢は2時間程度ということになります。この15分は大きいと思います。おそらく富山へは多くの人が新幹線を利用することでしょう。
しかし、金沢は、ちょっと悩むところです。同じように競合している東京~新大阪は約2時間半、飛行機で羽田~伊丹1時間、そこからバスや電車で30分で大阪駅。2時間程度ということで、東京~金沢と同じような時間感になります。
いま、東京⇔大阪のビジネスの移動の割合は、私は余程のことがないかぎり飛行機で移動しますが、実際は飛行機3:新幹線7という割合のようです。
新幹線を選ぶ人は、乗り換えもなくのんびり2時間半仕事や読書といった時間が取れるということや、飛行機がなんとなく苦手という人が多いと聞きます。
では、東京⇔金沢の移動は同じように、7割の人が新幹線を利用するのでしょうか。
私は、おそらくそうならないと思います。先に述べたように、最速タイプの新幹線の本数は、のぞみ号のように1時間に何本もないので、飛行機の本数は現在かなりの数がとんでいるので、それが大幅に減らない限り、開通後しばらくはミーハー的に乗車しても、これまで飛行機利用者はそのまま、変わらず利用すると思います。
2015.3.4