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本日3月9日発売の週刊現代の記事に私のコメントが掲載されました。

どんどん乱立する湾岸マンションは、東京五輪後から中古マンションとして売却する際に
苦戦するのではないか、より具体的に言うと価格下落は避けられないのではないか、という内容だ。

その記事の内容(湾岸マンションのこれから)をもう少し詳細に説明すると、
湾岸マンションをひとくくりにして、”全部苦戦する”と言ったつもりはありませんが、物件によっては購入時よりも大きく値段を下げることになるでしょう。

駅から遠い物件、マンションブランドの強くない物件、1棟1000戸超大規模物件などが苦戦することが予想されます

駅から遠いマンションは、基本的に価格下落は避けられません。徒歩10分が目安です。
新しい交通機関が計画されているエリアならともかく、
田町、品川エリアの湾岸エリアの新路線、新駅の計画はいまのところないようです。

また、超巨大物件の場合、中古物件として売却するタイミングが重なると、需要と供給のバランスが崩れて、値崩れを招きます。
意外と売却のタイミングは重なるもので、間取りや価格帯あ違うとはいえ、購入検討者から見れば、「いっぱい、物件あるな~」と書いての圧力が強まります

一方、駅から徒歩すぐ、あるいは直結しているマンションなどは、その利便性から、永年値下がりしにくい資産マンションとして扱われることになると思います。

豪華な設備、豪華な(ほとんど使わない)共用スペース、バーバービューの夜景(すぐに飽きる=私の実体験)など、ミーハーな気持ちで買うと痛い目にあう可能性もありますよ。

RESERVE

吉崎 誠二

吉崎 誠二

  • Yoshizaki Seiji
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不動産エコノミスト 不動産関連企業コンサルタント。
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。

船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者を経て、(株)ディー・サイン取締役 不動産研究所 所長。2016年秋より、社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長。

著書:「2020年大激震の住宅不動産市場」「消費マンションを買う人、資産マンションを変える人」等9冊。
連載:ダイヤモンド(WEB版)など4つの媒体に連載。

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